三国志・キングダム・春秋戦国時代などの歴史を紹介します。

三国志・キングダム「春秋戦国時代」と史実と考察の歴史書

キングダム

斉王建の蛇は本物なのか?様々な説を考えてみた

スポンサーリンク

キングダムで斉王建を初めてみた時に、ある意味不気味さを感じたのではないでしょうか?

春申君主催の合従軍の時にも、蛇に噛みつくような描写がありましたし、斉王建の不気味さと凶暴さを見た気がしたのは私だけではないでしょう。

気になったので戦国策や史記などで、自分なりに斉王建と蛇について調べてみたのですが、斉王建が蛇を好んだと言う話は出てきませんでした。

そのため斉王建が蛇を好んでいる事は架空の話のようです。

しかし、気になったので、斉王建と蛇について今回はお話してみたいと思います。

 

関連記事:函谷関の戦いの史実【最後の合従軍】

 

 

スポンサーリンク

 

目次

本物の蛇なのか?

まず気になるのは斉王建の口の中に入っている蛇が本物かどうかと言う事でしょう。

これに関しては、漫画なので、実際の動きが無く本物か偽物かの判断がしにくいです。

生きているかどうかですが、生きている蛇を長時間口の中に入れる事は出来ないと思うので、多分ですが、死んでいると思われます。

しかし、かなりリアリティな蛇を描いているので、それを考えると生きた蛇を口の中に入れて飼っている可能性も考えられます。

舌と同じサイズの蛇となると、かなりの長さの蛇になる事は間違いありません。

それだけの蛇を口の中に入れてしまえば、口の中にいれる事は不可能でしょう。

それを考えると死んだ蛇の頭の部分を常時口の中に入れていると考えた方が自然です。

食道や胃の中まで蛇の尻尾が入るというのは人間業ではないはずです。

ただし、斉王建の蛇設定はキングダム作者の原泰久先生に聞いてみないと分からない所もあります(汗

 

蛇を口の中に入れていたら喋りにくいと思う

蛇を口の中に入れていたら、喋りにくいはずです。

さらに、秦王政との会談の場でも、最初から蛇を食べているわけです。

これは普通に考えれば失礼になるのではないでしょうか?

春秋戦国時代の王侯のマナーについては、よく分かりませんが、蛇を口に入れて他国の王と会見をするのは失礼にあたるはずです。

斉国には、蛇について諫言をする様なまともな臣下は一人もいないのでしょうか?

あと、斉王建の蛇について、指摘する人が誰もいないのも不思議に思います。

実際には、蔡沢が斉王建と秦王政が会見する時は、蛇を口の中に入れていいという裏設定があったのかも知れませんw

しかし、大事な国同士の会見に口の中に蛇を入れた人が出てくるのは滑稽に感じましたw

 

 

スポンサーリンク

 

斉王建は蛇の姿焼きを食べているだけだった

斉王建の蛇で普通に考えられるのは、蛇の姿焼きを常に食べているという設定ですw

蛇の姿焼きであれば、口の中かから蛇が出て来てもおかしくはないでしょう。

しかし、常に蛇の姿焼きを食べている王様と言うのも、変な感じがしますが・・・。

キングダムの斉王建の生まれの設定が燕の昭王と楽毅が斉を壊滅状態にした時に生まれた事になっています。

莒に避難した時に生まれた設定になっていますが、小さい頃は貧乏生活を味わったのかも知れません。

スポンサーリンク

食糧難で悩む中、蛇を見つけてかぶりついたら「美味しい」という事に気が付き病み付きになってしまった可能性もあるでしょう。

この説は考えすぎかも知れませんがw

 

関連記事:【隗より始めよ】燕・昭王の復讐劇

 

舌に蛇の入れ墨を掘っているだけ

舌に蛇の入れ墨を掘っている事も考えられます。

春秋戦国時代には、既に入れ墨が存在しました。

実際には、刑罰を受けたような人が頭などに入れ墨を掘ったりしていましたし、越人は体に入れ墨を掘るのが普通だったようです。

斉王建の場合は、舌に入れ墨を掘った説ですw

舌に入れ墨が惚れるのかどうか調べてみたのですが、どうやら舌にも入れ墨は掘る事が出来るようです。

日本では余り見かけませんが、アメリカなどの外国では舌に入れ墨を掘る人もいる事が確認できています。

そのため斉王建も舌に入れ墨を入れているだけだという説も出来上がります。

 

作者の都合でキャラが変わった?

キングダムでは、秦・斉・楚・趙・魏・韓・燕の戦国七雄が争った時代を描いているわけです。

秦は他国を制圧していきますが、最後に残る国が斉になります。

キングダムではラスボスが昌平君だとか、項燕だとか言われていますが、斉王建の可能性もあるわけです。

そのため最初の設定では不気味系に考えて蛇を加えた王様にしたけど、途中で作者の気が変わり斉王建をまとも系な王様にしたのではないでしょうか?

さらに、秦王政と斉王建の会見を名シーンにするために、名君っぽくしたけど、最初の蛇を取るのもおかしいと思い蛇設定を残した可能性もあるでしょう。

ただし、私が下手な深読みをし過ぎている可能性も十分にあり得ます。

 

関連記事:昌平君は謎が多い人物、キングダムではラスボス!?

関連記事:項燕は名将と呼べるのか?

 

最後に蛇を口に入れたまま李信を迎えいれる?

史実の世界では燕が滅ぼされた後は、李信、蒙恬、王賁の3人が斉の北から攻め込む事になっています。

しかし、斉は戦おうとせずに降伏し、斉王建は捕虜となり秦による天下統一が達成されます。

これがキングダムのラストシーンになるかも知れませんが、もしかしたら斉王建が口の中に蛇を入れたまま李信、蒙恬、王賁の大将軍3人組を迎えてくれるかも知れませんw

最後だけに、蛇を使った曲芸をしてくれるかも知れませんね。

しかし、斉王建は史実よりもキングダムの方が明らかにカッコよく描かれていると思っています。

普通で考えれば蛇を口の中に入れている変な色物系の王様になるはずなんですけどねw

ちなみに、キングダムのこのシーンですが、「既に蛇食べてるじゃん!」とかツッコミを入れたくなったのは私だけでしょうかね??

 

関連記事:斉王建と秦王政の秘密同盟は史実なのか?

 

キングダム:キングダムの記事一覧はこちらから

 

スポンサーリンク

-キングダム

Copyright© 三国志・キングダム「春秋戦国時代」と史実と考察の歴史書 , 2024 All Rights Reserved.