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水戸黄門という番組がありますが、助さん、角さん、風車の弥七など圧倒的な強さを誇っていると思いませんか?
さらに、ご老体の黄門様であっても、杖を使い現役の武士をボコっています。
なぜ、少数の黄門様ご一行が無敵の強さをあるのか分析してみると、そこには思わぬ時代背景があることが分かりました。
キーポイントになるのは、生類憐みの令です。
目次
生類憐れみの令があるため殴れない
水戸黄門のチャンバラを考える上で、時代背景を考慮する必要があります。
当時は徳川綱吉による生類憐れみの令が制定されていました。
つまり、下手に人を傷つけたりしたら死罪になってしまったり、島流しにされてしまうわけです。
大名には関係ないのですが、庶民だけではなく武士まで罰せられてしまう法律です。
つまり、武士であっても人を殴るわけには行きません。
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悪代官の性格を考えてみると
水戸黄門様のご一行の強さを図る上で大事なのが、悪代官の性格だという事が考えられます。
水戸黄門の場合は、悪代官の性格は大体が決まっています。
それをピックアップしてみました。
・金と女が好き
・不正行為を自分から率先してやる
・思いやりに欠ける性格
・ピンチになると逃げだす
悪代官の共通する性格はこんな感じでしょう。
水戸黄門一行の強さを図る上で大事なのが、【思いやりに欠ける性格】です。
もしも悪代官の手下だったら
自分がもし悪代官の手下だった場合ですが、次のような行動を取ると思われます。
水戸黄門一行に向かって攻撃命令が出た場合は、立場上は殴り掛かりますが、わざと即効でやられます。
なぜかと言えば、助さんや角さん、水戸光圀公、風車の弥七などを殴ってしまえば、生類憐みの令により死刑になる可能性もあるからです。
しかし、上司の攻撃命令が出たからには、攻撃しないわけには行かないでしょう。
攻撃して罪に問われた場合ですが、悪代官は金と女には弱いですが、部下に対する思いやりが欠如した性格です。
そのため、水戸黄門を倒したとしても、フォローはしてくれず、「こいつが勝手にやった事」などと言って、平気で罪に落としトカゲのしっぽ切りをやるはずです。
しかし、攻撃命令が出て攻撃しないと悪代官が勝った場合に、後で裁かれる危険性もあります。
そこで、助さんや角さんには「死ね~!!」と言って勢いよく斬り掛かり、一撃でやられておくようにするはずですw
勢いよく斬り掛かる事で悪代官からは頑張っている事をアピールする事が出来ます。
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悪代官の部下は性格を知り尽くしているはず
悪代官の部下は日頃から、悪代官の性格については熟知している事でしょう。
もちろん、悪徳商人やヤクザの親分と結託している事は知っているはずですし、自分さえよければいいの男だという事は理解しているはずです。
攻撃命令が出た時は、部下であれば暗黙の了解がある可能性もあります。
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部下全員で「殴り掛かるけど、速攻でやられよう!」というルールですw
悪代官の手下であっても、家には妻子がいるでしょうし、年老いた両親もいるはずです。
悪代官の命令に従って生類憐れみの令が発動されてしまったら、一家は路頭に迷い大変な事になります。
そうならないためにも、形だけ斬り掛かるしかないでしょう。
普通で考えれば悪代官に忠誠を誓うような部下はまずいないでしょう。
悪代官の部下は士気も低いはずです。
助さん、角さん達はやる気がない相手に攻撃していた
トータル的に考えてみると、助さん、角さん、風車の弥七、水戸光圀国公はやる気がない相手を攻撃している事になります。
相手は斬るわけには行かないので、10倍以上の兵力差があっても勝つのは当たり前です。
斬れない相手をボコっているわけですからね・・・。
さらに、明らかに助さんや角さんの背後を取っているのに、間合いばかり取って襲い掛からないのは、相手に怪我をさせるわけには行かないからでしょう。
しかし、水戸黄門のチャンバラシーンをよく見ると、殴られてはいますが、怪我をする奴が一人もいません。
これはつまり部下の方が殴られる前に、自分から吹っ飛んでいるか、助さん、角さんが相手が殴る気がない事が分かっていて、相手に合わせて形だけ作っている可能性もあります。
それに黄門様も杖て敵を倒しますが、髭まで全て白いような老人に現役の武士が敗れるのは明らかに滑稽です。
水戸黄門が強い理由は生類憐みの令が原因意外に考えられませんでした。
水戸黄門が無敵の強さを誇る理由
最後にまとめますが、水戸黄門が強い理由は下記の点です
・生類憐みの令により怪我をさせるわけには行かない
・悪代官が部下に対する思いやりに欠ける
・悪代官の部下が相手を倒す気がない
もしかして、水戸黄門の製作スタッフも生類憐みの令を意識してチャンバラを行わせているのかも知れませんw
尚、ネット上では水戸黄門の強さ議論とか強さランキングを考えたりする人もいますが、それ以前に生類憐みの令について考える必要があるでしょう。
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